LCCとANA・JALの違い:クレカ活用の観点から
LCCの特性を理解した上でクレカ活用を最適化しましょう。
LCCの基本的な特徴
| 比較項目 | LCC(格安航空) | ANA・JAL(FSC) |
|---|---|---|
| 航空券価格 | ANA・JALの30〜60%程度 | 割引あっても比較的高め |
| マイル積算 | なし(独自ポイントのみ) | あり(ANAマイル・JALマイル) |
| 手荷物(機内持ち込み) | 7〜10kg程度(超過有料) | 20kg程度(無料) |
| 手荷物(預け入れ) | 有料オプション(2,000〜4,000円) | 無料(クラスによる) |
| 食事 | 有料(機内販売のみ) | 無料(国内線はドリンクのみ) |
| 変更・キャンセル手数料 | 高い(プランによっては不可) | 比較的柔軟 |
| 空港 | 第2ターミナル・地方空港中心 | 主要ターミナル |
LCCを使うメリットと使いどころ
LCCは「移動手段だけが目的で、食事・サービスにこだわらない」旅行に最適です。那覇〜東京の往復をANAで取ると繁忙期6〜10万円かかるところ、Peachなら1〜3万円程度で移動できます。差額の3〜7万円でホテルや食事を充実させる方が、トータルの旅行体験が豊かになることも多いです。
LCC各社の特徴とおすすめクレカ
国内外の主要LCCとクレジットカードの最強組み合わせを解説します。
Peach(ピーチ):国内最大のLCC・海外路線も充実
Peachは関西国際空港を拠点とする国内最大規模のLCCです。大阪・名古屋・福岡・那覇・台湾・ソウルなど国内外に広くネットワークを持ちます。ANA系列のためANAとのコードシェア便もあります。
Peachはクレジットカード払いが基本で、ほぼ全ての主要カード(Visa・Mastercard・JCB・アメックス)に対応しています。クレカポイントが付与されるため、Peachで旅行するだけで日常カードのポイントが積み上がります。
- ●おすすめカード:楽天カード(1%還元)・三井住友カードNL(0.5%)
- ●Peach独自ポイント:ピーチポイント(購入金額の5%〜)
- ●クレカ手数料:オンライン予約では基本なし(一部プランで440円)
- ●特記事項:ANAマイルの積算は原則なし
スカイマーク:LCCとFSCの中間・快適性が高い
スカイマークはLCCよりも快適でANA・JALより安い「中間の航空会社」です。手荷物(20kg)無料・変更が比較的柔軟・座席間隔が広いなどLCCよりサービスが充実しています。
スカイマークもクレジットカード払いが基本です。特定のカードとの優待提携はないため、還元率の高いカードで支払うのがベストです。スカイマーク独自のスマイルクラブポイントが貯まります。
ジェットスター:成田・名古屋・福岡発の格安国際線
ジェットスターはカンタス航空系列のLCCで、国内線(成田・名古屋・関空など)と国際線(台湾・タイ・オーストラリアなど)に就航しています。セール(定期的な特売「ジェットスターセール」)で1円〜などの超格安チケットを販売することがあります。
ジェットスターのチケット購入に使えるクレジットカードは主要ブランド全て対応。セール時に還元率の高いカードで購入するとポイントが付与されます。
LCC選択時のクレカ活用の基本原則
LCC各社はほぼ独自のマイルプログラムを持っておらず、ANA・JALマイルは積算されません。そのためLCCで旅行する際のカード活用は「マイル還元」ではなく「カードポイント(楽天ポイント・Vポイントなど)の獲得」が中心となります。
LCCで年間10万円の交通費をカード払いにすれば、1%還元なら1,000ポイントが付与されます。小さい数字に見えますが、固定費と合わせてポイントを積み上げることで年間還元額が積み上がります。
LCC利用時の旅行保険:クレカ付帯保険の注意点
LCCを使った旅行での保険適用に関する重要な注意事項を解説します。
LCC航空券でもカード付帯の旅行保険は使える
クレジットカードの海外旅行傷害保険(利用付帯)は「そのカードで旅行費用を支払ったこと」が条件です。航空会社がLCCかANA・JALかは問いません。LCCのチケット代をカードで支払えば、カード付帯の旅行保険が適用されます。
ただし「自動付帯(カードを持っているだけで適用)」のカードは支払いに関係なく保険が使えますが、「利用付帯」のカードは必ず旅費をカードで支払う必要があります。
LCC利用時の手荷物トラブルへの補償
LCCは手荷物の紛失・遅延のトラブル対応がFSCより遅い・不十分なケースがあります。カード付帯の旅行保険に「手荷物遅延補償・携行品損害補償」が付いているカードを使えば、万が一のトラブル時に補償を受けられます。
LCCの追加料金を最小化する節約術
LCC特有の追加料金を賢く節約する方法を解説します。
手荷物料金の節約
LCCの手荷物(預け入れ)料金は通常1,500〜4,000円/個です。往復すると3,000〜8,000円の追加コストになります。機内持ち込み可能なサイズ・重量に収まる荷物にすれば追加料金がゼロになります。
LCCの搭乗時に機内持ち込み荷物が多い場合は、帰りだけ旅行先から自宅に宅配便で送る「先送りサービス」(ヤマト運輸・佐川急便)を使うと、手荷物料金より安くなることがあります。
早期予約・セール時の購入がポイント還元にも有利
LCCは早期予約(3〜6ヶ月前)とセール時が最も安い料金です。定期的に実施されるセールをカードで購入することで、通常時より安い料金でポイントも付与される「二重のお得」が実現します。
Peachのセール・ジェットスターセール・スカイマークの先得セールなど各社の定期セール情報はメールマガジン登録またはSNSフォローで入手できます。
あわせておすすめ:JCBカード W
LCC vs ANA・JAL:使い分けの最適解
LCCとFSCをどう使い分けるかの考え方を解説します。
LCCを選ぶべきケース
- ●手荷物が少ない・機内持ち込みだけで済む旅行
- ●旅行日程が確定していて変更リスクが低い場合
- ●国内近距離(大阪・福岡・那覇など)の弾丸旅行
- ●マイルを貯めていない・ANA・JALの特典に興味がない方
- ●旅行費用を最優先で削減したい場合
ANA・JALを選ぶべきケース
- ●マイルを貯めている(フライトマイルの積算が目的)
- ●手荷物が多い(預け入れ無料の方がお得)
- ●旅行日程の変更リスクがある(変更手数料が高いLCCより柔軟)
- ●ビジネス目的(到着時の疲労を最小化・快適性重視)
- ●上級会員(スーパーフライヤーズ・JGC)特典を活用したい
まとめ:LCC×クレカで旅行コストを最大40%削減
LCCとクレジットカードを組み合わせた旅行コスト最適化の戦略をまとめます。
LCC活用の3つの鉄則
- ●【鉄則1】LCCチケットは必ず還元率の高いカードで購入してポイントを確実に得る
- ●【鉄則2】手荷物料金を事前に計算し、機内持ち込みサイズに収めるか宅配の方が安いか比較する
- ●【鉄則3】旅行保険は利用付帯カードを持っている場合、必ずそのカードでLCCチケットを購入する