固定費カード払いの効果:年間いくら得する?
まず固定費をカード払いにした場合、年間どれくらいのポイントが得られるかをシミュレーションしてみましょう。
4人家族の固定費総額シミュレーション
4人家族の月間固定費の目安:電気代1.5万円・ガス代7,000円・水道代5,000円(水道はカード払い不可の自治体多)・スマートフォン4人分2万円・インターネット6,000円・NHK受信料1,225円=月合計約5〜6万円。年間では60〜72万円になります。
この固定費を1%還元カードで払うと年間6,000〜7,200ポイント、1.5%還元なら9,000〜10,800ポイント、2%還元なら12,000〜14,400ポイントが獲得できます。楽天カードで楽天でんき・楽天ガスをまとめるとさらに倍率が上がります。
固定費は「払い忘れがない・管理が楽」という副次効果
固定費をカード払いに一本化すると「振込み忘れ」「コンビニ払い」の手間がなくなります。毎月自動で引き落とされるため、管理の手間がゼロになる点も大きなメリットです。
カードの明細を見るだけで「今月の固定費合計」が一目瞭然になり、家計管理が楽になります。マネーフォワードなどの家計簿アプリと連携させると支出の自動集計も可能です。
電気代のカード払い:最適化の方法
電気代は家庭で最も大きな固定費の一つです。カード払いと電力会社の選択を組み合わせることで節約効果を最大化できます。
電力自由化を活用:カード払い可能な新電力へ切り替え
2016年の電力自由化以降、様々な電力会社がカード払いに対応しています。楽天でんき(楽天カードでポイント優遇)・auでんき(Pontaポイント連携)・東京ガスの電気(Pontaポイント)・Looop電気など、カード払いでポイントが貯まる電力会社が多くあります。
楽天でんきは楽天カードでの支払いで楽天ポイントが貯まり(通常ポイントに加算)、楽天経済圏のSPU(スーパーポイントアップ)の倍率アップ条件にもなります。
既存の電力会社がカード払い対応していない場合
東京電力・関西電力などの既存電力会社でもカード払いに対応しているケースが増えています。対応していない場合は、電力会社の切り替えを検討するか「電子マネー(nanacoなど)での支払い」も選択肢になります。
nanacoカード(セブン&アイ発行)にクレジットカードでチャージし、そのnanacoで東京電力の支払いをするという二段階の方法もあります。ただしnanacoへのチャージでポイントが付くカードが限られているため注意が必要です。
ガス代・水道代のカード払い
ガス代・水道代のカード払い対応状況と最適化方法を解説します。
ガス代:都市ガス・プロパンガスでの対応状況
東京ガス・大阪ガスなどの大手都市ガス会社はカード払いに対応しています。また楽天ガス・auでんきのガスプランなど、電力会社と同様に新規参入のガス会社はカード払い対応率が高いです。
プロパンガス(LPガス)は地域の販売店によって対応が異なります。カード払いを希望する場合は現在の販売店に問い合わせるか、カード払い対応の事業者に切り替えることを検討しましょう。
水道代:自治体によってカード払い可否が異なる
水道代のカード払いは自治体によって大きく異なります。東京都水道局はカード払い(Web支払い)に対応しています。一方でカード払い非対応の自治体も多く、現金・口座振替のみの地域もあります。
住んでいる自治体の水道料金カード払い対応状況は、水道局のウェブサイトまたは電話で確認できます。対応していない場合は「PayBay・PayPay請求書払い」で支払える自治体も増えています。
通信費のカード払い:スマートフォン・インターネット
スマートフォン代・インターネット料金は毎月確実に発生し、かつ金額が大きい固定費です。通信キャリアとカードの組み合わせで最大化を狙います。
| 固定費の種類 | 月額目安(4人家族) | おすすめカード・組み合わせ | 年間ポイント(1%換算) |
|---|---|---|---|
| 電気代 | 1.5万円 | 楽天でんき+楽天カード | 1,800pt |
| ガス代 | 7,000円 | 楽天ガス+楽天カード | 840pt |
| 水道代 | 5,000円(対応自治体のみ) | 地方税サイト+高還元カード | 600pt |
| スマホ4人分 | 2万円 | ドコモ+dカード(10%還元等) | 2,400pt以上 |
| インターネット | 6,000円 | キャリア系光回線+同経済圏カード | 720pt |
| NHK受信料 | 1,225円 | クレカ払い(1年前払い) | 約150pt |
| 合計 | 約5〜6万円/月 | 最適な組み合わせで | 年間6,000〜1.5万pt |
キャリアとカードの「経済圏」を合わせる
ドコモ(d払い・dポイント)+dカード・au(Pontaポイント)+auPAYカード・ソフトバンク(PayPayポイント)+PayPayカード・楽天モバイル+楽天カードというように、通信キャリアとクレジットカードを同じ経済圏に揃えることでポイント倍率が上がります。
特に楽天モバイル+楽天カードは楽天SPUでの倍率アップ条件になります。月額1,078〜3,278円の楽天モバイル料金をカードで払いながらSPU倍率も上がるため、一石二鳥の戦略です。
インターネット回線費のカード払い
NURO光・ドコモ光・SoftBank光・楽天ひかりなどの光回線費用(月3,000〜6,000円)もカード払い対応が一般的です。通信キャリアの経済圏に合わせた選択で、スマートフォン代と合算してポイント倍率アップが狙えます。
家族全員のスマートフォン代(4人家族で月2〜4万円)をカード払いにするだけで、年間24〜48万円のポイント対象になります。1%還元で2,400〜4,800ポイント、2%還元で4,800〜9,600ポイントが得られます。
サブスクリプション費用のカード払い集約
Netflix・Spotify・Adobe・Microsoft 365などのサブスクリプション費用もカード払いでポイント化できます。
動画・音楽・ソフトウェアのサブスクを一本化
Netflix(1,490〜1,980円/月)・Disney+(990円/月)・Spotify(980円/月)・Adobe Creative Cloud(6,480円/月)・Microsoft 365(1,284円/月)などのサブスクをすべて同じカードにまとめることで、ポイントが集約されます。
サブスク費用の合計が月1〜3万円になっている家庭も珍しくありません。これをすべてカード払いにするだけで年間1.2〜3.6万円のポイント対象になります。
定期的なサブスク棚卸しと不要なものの解約
カードの明細を見ると「使っていないサブスクが引き落とされていた」という発見があることが多いです。年に1回(例えば年末)にサブスクの棚卸しをして、使っていないものを解約するだけで年間数千〜数万円の節約になります。
「サブスクの棚卸し」はカード明細を見るだけでできます。これもカード払いにしていることのメリットの一つです。
固定費カード払いの自動化:設定ゼロで稼ぐ仕組み
固定費のカード払い設定は一度行えば以後自動です。「設定したら終わり、あとは毎月ポイントが貯まる仕組み」を作りましょう。
固定費カード化の設定手順
各固定費の支払い方法を変更する手順:①各サービスのマイページにログイン→②「支払い方法の変更」を選択→③クレジットカード情報を入力→④完了。ほとんどのサービスが5〜10分で設定完了します。
変更後は「次の請求がカードから引き落とされているか」を1〜2ヶ月後の明細で確認しましょう。設定できていない場合は再設定が必要です。
家計簿アプリとの連携で自動集計
マネーフォワードME・Zaim・MoneyTreeなどの家計簿アプリにクレジットカードを連携させると、固定費の支払いが自動的に記録・集計されます。「今月の固定費が合計いくらか」を毎月確認することで無駄な支出の発見につながります。
カード払いの固定費はすべて明細に記録されるため、「いつ・いくら・どのサービスに」支払ったかが一目瞭然です。税務申告の際にも役立ちます。