クレジットカード積立とは?仕組みを理解しよう
クレジットカード積立とは、証券会社の投資信託積立の引落をクレジットカードで設定する仕組みです。通常の銀行引落では何もポイントが付きませんが、クレジットカード払いにすることでカードのポイントが貯まります。
クレジットカード積立の基本的な流れ
①証券口座を開設する→②証券会社に対応クレジットカードを登録する→③投資信託の積立設定をする→④毎月設定金額分がカード払いで引き落とされ、同時にカードポイントが付与される、という流れです。
2024年3月からの法改正により、クレジットカード積立の上限額が月5万円から月10万円に引き上げられました。これにより毎月の積立上限が倍増し、より多くのポイントを獲得できるようになっています。
新NISAとの組み合わせが最強の理由
2024年から始まった新NISAの積立投資枠は年間120万円(月10万円)です。クレジットカード積立の上限月10万円と完全に一致するため、NISAの積立投資枠をすべてクレジットカードで支払ってポイントを獲得できます。
例えば、月10万円をクレジットカード積立すると、還元率1%のカードなら毎月1,000円・年間12,000円のポイントが貯まります。20年間継続すれば240,000円以上のポイントが獲得できる計算です(ポイント還元率が変わらない前提)。
主要ネット証券とクレジットカード積立の比較
クレジットカード積立に対応している主要ネット証券と、連携カード・ポイント還元率を比較します。
楽天証券 × 楽天カード(基本1.0%還元)
楽天証券の投資信託積立に楽天カードを使うと、月10万円まで1.0%(楽天ポイント)が付与されます。楽天カードは年会費無料なため、コスト0円でポイントを獲得できます。楽天市場での買い物と合わせて楽天ポイントを貯めている方には最適な組み合わせです。
楽天証券×楽天カードの積立は設定が簡単で、楽天IDひとつで管理できます。楽天ポイントを再び投資に回す「楽天ポイント投資」も活用すれば、ポイントの運用も可能です。
- ●対応カード:楽天カード(年会費無料・1.0%還元)
- ●楽天カードゴールド:1.0%還元(月10万円まで)
- ●楽天プレミアムカード:1.0%還元(月10万円まで)
- ●積立上限:月10万円
- ●ポイント:楽天ポイント(使い道豊富)
SBI証券 × 三井住友カード(0.5%〜1.0%還元)
SBI証券は三井住友カードとの連携に対応しています。三井住友カード(NL・一般)は月5万円まで0.5%、三井住友カード ゴールド(NL)は月10万円まで1.0%の還元率です。三井住友カード プラチナプリファードは月10万円まで5.0%という破格の還元率を誇ります。
三井住友カード プラチナプリファード(年会費33,000円)で月10万円積立すると、毎月5,000円・年間60,000円のポイントが貯まります。年会費33,000円を差し引いても年間27,000円のプラスになる計算で、投資信託の積立を多くする方には非常に有利です。
- ●三井住友カード(NL):0.5%還元(月5万円まで)
- ●三井住友カード ゴールド(NL):1.0%還元(月10万円まで)
- ●三井住友カード プラチナプリファード:5.0%還元(月10万円まで)
- ●積立上限:月10万円
- ●ポイント:Vポイント(Tポイントと統合)
マネックス証券 × マネックスカード(1.1%還元)
マネックス証券は自社カード「マネックスカード」(年会費実質無料・550円)との連携で月10万円まで1.1%還元と、楽天カードを上回る還元率を実現しています。ただし、マネックスカード自体の使い道は限定的なため、投資信託積立専用として割り切って使うのが賢い活用法です。
積立以外の日常支払いでは別のカードを使い、マネックスカードは積立専用として保有するのがおすすめです。
auカブコム証券 × au PAYカード(1.0%還元)
auカブコム証券はau PAYゴールドカード(年会費11,000円)との連携で月10万円まで1.0%還元。au PAYカード(年会費無料)は0.5%還元です。auのスマートフォンユーザーでau PAYを使っている方は、au経済圏の統一感があり便利です。
tsumiki証券 × エポスカード(0.1〜0.5%還元)
エポスカードとtsumiki証券の組み合わせは還元率が0.1%〜0.5%と他に比べ低めです。ただしエポスカードは年会費無料で、tsumiki証券は初心者向けの厳選ファンドがそろっており、投資初心者の入口として機能しています。
還元率別・最強組み合わせランキング
投資信託のクレジットカード積立で最も多くのポイントが貯まる組み合わせをランキングします。
第1位:SBI証券 × 三井住友カード プラチナプリファード(5.0%還元)
月10万円の積立で毎月5,000ポイント・年60,000ポイント獲得。年会費33,000円を差し引いても年間27,000円のプラスになります。積立額が多い方・すでに三井住友カード系を使っている方に断然おすすめの組み合わせです。
ただし年会費33,000円は積立以外の支払いが少ない方には負担になるため、積立額が月6,000円以上(年72,000円以上)の場合に収支がプラスになります。
第2位:マネックス証券 × マネックスカード(1.1%還元・コスト実質0円)
マネックスカードは年1回以上の利用で年会費550円が無料になります。月10万円積立で年間13,200ポイント獲得。コスパが非常に高く、年会費を気にせず積立ポイントを最大化したい方向けです。
第3位:楽天証券 × 楽天カード(1.0%還元・完全無料)
楽天カードは年会費完全無料で1.0%還元。月10万円積立で年間12,000ポイント獲得。楽天経済圏(楽天市場・楽天銀行・楽天モバイルなど)を使っている方はポイントの使い道が豊富で最も使いやすい組み合わせです。
クレジットカード積立の注意点
クレジットカード積立を始める前に知っておくべき注意点があります。
積立設定の締め切りに注意
クレジットカード積立の設定には締め切り日があります。各証券会社・カードによって異なりますが、翌月から積立を開始するには月中(10日〜15日頃)までに設定が必要なことが多いです。月末に申し込んでも翌月から始まらないケースがあるので、早めに手続きしましょう。
カードの利用限度額に注意
クレジットカードの利用限度額が低い場合、積立設定額(月10万円)が限度額を超えて決済できないことがあります。申し込み初期は限度額が低く設定されることがあるため、事前に利用限度額を確認・増額申請しておくことが重要です。
ポイントは投資の損益には反映されない
クレジットカード積立で貯まるポイントは、あくまで「支払い金額」に対して付与されます。投資信託の運用損益には関係ありません。元本割れが起きてもポイントは貯まりますし、ポイントがあっても投資元本は減ります。投資リスクとポイント還元は別物として考えましょう。
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おすすめの始め方:証券口座開設からカード登録まで
クレジットカード積立を始めるためのステップを解説します。
STEP1:証券口座を開設する
まず投資信託を買う証券口座を開設します。クレジットカード積立の還元率が最も高いのはSBI証券×三井住友カード プラチナプリファード(5%)ですが、既存のカードや経済圏に合わせて選ぶのが現実的です。証券口座の開設はオンラインで完結し、マイナンバーカードがあれば最短即日で審査が通ります。
STEP2:NISAを設定する
2024年から始まった新NISAは、同一年内に1つの証券会社でしか使えません(年をまたいでの変更は可能)。NISAで積立する場合は、積立投資枠(年120万円)をクレジットカードで設定するのがおすすめです。
STEP3:クレジットカードを登録して積立設定する
証券口座とクレジットカードを連携したら、積立ファンドと金額を設定します。投資信託は低コストのインデックスファンド(S&P500・全世界株式など)を選ぶのが基本です。eMAXIS Slim シリーズは信託報酬が業界最低水準で人気があります。
まとめ:積立はポイントをもらいながら資産形成する時代
クレジットカード積立は「毎月自動でポイントが貯まる」という非常にシンプルで強力な仕組みです。一度設定してしまえばあとは放置でポイントが積み上がります。
最高の組み合わせは投資額・カードの年会費・既存の経済圏によって変わります。楽天経済圏の方は楽天証券×楽天カード、SBI証券利用者で積立額が多い方は三井住友カード プラチナプリファード、どちらでもない方はマネックス証券×マネックスカードが高い還元率でおすすめです。