海外ECサイトのクレジットカード利用で注意すべき点
海外ECサイトで安全に買い物するための基本知識を解説します。
外貨決済手数料(海外利用手数料)
海外ECサイトで外貨(ドル・ユーロ・人民元等)建てで決済すると、クレジットカードの外貨決済手数料(1.6〜3.0%)が上乗せされます。月5万円の海外EC購入があれば年間9,600〜18,000円の手数料差が生じるため、手数料の低いカードを選ぶことが重要です。
ただしSHEINなど一部の海外ECサイトは日本円建て決済に対応しており、外貨決済手数料がかからない場合があります。決済通貨を確認してから支払いを完了しましょう。
不正利用リスクと対策
海外ECサイトは日本のサイトより不正利用リスクが高い場合があります。対策:①セキュリティコード(CVV)の入力は信頼できるサイトのみで行う、②1回払いを基本とし分割払いはしない、③利用明細をこまめに確認する、④カード番号を使い捨てできるバーチャルカードを活用する。
三井住友カードのプラスチックレスカード(NL)はネット専用バーチャルカード番号が発行でき、海外ECでの不正利用リスクを軽減できます。楽天カードも不正利用補償が充実しており海外ECサイトでの安心感があります。
関税・消費税の基礎知識
海外から商品を個人輸入する場合、一定額以上は関税・消費税がかかります。一般的に個人輸入の場合、課税対象は商品価格×0.6(商業価格の60%が評価額)×関税率+消費税の計算です。
SHEINでは一件の注文額が関税の免税範囲(約16,666円相当以下の場合が多い)になるよう分割注文する方法も取られますが、最新の規制に注意が必要です。高額な商品は関税コストを計算した上で国内で購入するのと比較することをおすすめします。
海外ECサイト別・最適なカード
主要な海外ECサイトごとに最もお得なカードを紹介します。
SHEIN・Temu(ファッション・格安サイト)
SHEIN・TemuはVisaまたはMastercardが使えます(一部JCBは使えない場合がある)。リクルートカード(1.2%・Visa/Mastercard)が外貨決済でも均一高還元で向いています。SHEINでは日本円建て決済に対応しており外貨決済手数料が発生しないケースがあります。
楽天カードのMastercardブランドも海外EC利用で1%還元です。ポイント還元より不正利用補償の充実度で選ぶのが海外EC利用の賢い基準です。
eBay・etsy(個人出品・クラフト商品)
eBayはアメリカのオークション・フリマサイト、etsyはハンドメイド・クラフト商品のECサイトです。どちらもVisaとMastercardに対応しています。ドル建て決済になることが多いため、外貨決済手数料の低いカード(楽天カード1.63%・リクルートカード1.63%)を使うことで手数料節約になります。
高額な商品を購入する場合はショッピング保険が付帯するカード(アメックスゴールド・三井住友ゴールドNL等)を使うことで破損・盗難の補償が受けられます。
AliExpress(中国のEC・格安ガジェット)
AliExpressはアリババグループが運営する中国のECサイトで、格安のガジェット・アクセサリー・電子部品などが多数あります。VisaとMastercardが利用可能です。
AliExpressは偽造品リスクや品質のばらつきがあるため、購入前にレビュー確認と出店者の評価確認が重要です。高額な商品は信頼度の高い出店者のみで購入し、少額の試し買いから始めることをおすすめします。
海外EC用クレジットカードの選び方
海外ECサイトでの買い物に最適なカードの選び方をまとめます。
外貨決済手数料比較
主要カードの外貨決済手数料(目安):楽天カード(Visa/Mastercard)約1.63%・三井住友カードNL約2.0%・JCB CARD W約1.6%(JCBは海外加盟店が少ない)・リクルートカード約1.63%・アメックス約2.0%。
楽天カード・JCB CARD W・リクルートカードは海外利用手数料が比較的低く、海外ECでの購入コストを抑えられます。
- ●楽天カード(Visa/Mastercard):約1.63%
- ●JCB CARD W:約1.60%(海外加盟店数に注意)
- ●リクルートカード:約1.63%
- ●三井住友カードNL:約2.00%
- ●アメックスゴールド:約2.00%
あわせておすすめ:JCBカード W
まとめ:海外ECは低手数料カード+不正利用補償の組み合わせが鉄則
海外ECサイトでの買い物は「外貨決済手数料が低いカード(楽天カード・リクルートカード)」+「不正利用補償が充実したカード(楽天カード・三井住友カード)」の2軸で選ぶことが重要です。
SHEIN・eBay・AliExpressなどの海外ECサイトは日本のECより不正利用リスクがあるため、利用明細の確認を習慣化し、異常を発見したらすぐカード会社に連絡することが大切です。関税のルールも事前に把握しておきましょう。