ホテル系クレジットカードの種類と仕組み
ホテルに関連するクレジットカードは大きく2種類に分けられます。①ホテルチェーンが直接発行する提携カード、②一般カードのホテル優待特典です。
ホテルチェーン提携カード
マリオット・ヒルトン・IHG(インターコンチネンタル)などの国際ホテルチェーンは、クレジットカード会社との提携カードを発行しています。これらのカードを使うと、該当ホテルチェーンのポイント(マリオットボンヴォイポイント・ヒルトンオナーズポイントなど)が高い還元率で貯まります。
また、カードを持つだけでホテルの上位会員ステータスが自動付与されるケースもあり、部屋のアップグレード・無料朝食・レイトチェックアウトなどの特典が受けられます。
ホテル優待付きの一般カード
アメックスゴールド・ダイナースクラブカードなどのプレミアムカードは、特定のホテルチェーンでの優待特典が付帯します。朝食無料・部屋のアップグレード・ウェルカムドリンクなどが受けられることがあります。
国際ホテルチェーン提携カードのおすすめ
マリオット・ヒルトン・IHGなど、世界的なホテルチェーンとの提携カードを紹介します。
マリオットボンヴォイ アメックス(プレミアム)
マリオット・ボンヴォイ アメックス プレミアムは年会費49,500円と高額ですが、マリオット系列(マリオット・シェラトン・ウェスティン・リッツカールトンなど全30以上のブランド)でのポイント還元率が非常に高いカードです。
カード保有だけでマリオットボンヴォイの「ゴールドエリート」ステータスが付与されます。ゴールドエリートは通常5泊以上でないと取得できないステータスで、客室のアップグレード・レイトチェックアウト(午後2時まで)・ウェルカムギフトポイントなどが受けられます。
年に1回、無料宿泊特典(1泊35,000ポイント相当)も付与されます。マリオット系列を年に数回利用する方なら、年会費を回収しやすいカードです。
- ●年会費:49,500円
- ●マリオット系列での還元率:最大6%(200円で3ポイント)
- ●初年度:6,000ポイント付与
- ●自動ゴールドエリートステータス付与
- ●年1回無料宿泊特典(35,000ポイント相当)
ヒルトン・オナーズ アメックス プレミアム
ヒルトン・オナーズ アメックス プレミアムは年会費66,000円で、ヒルトン系列(ヒルトン・ダブルツリー・コンラッド・ウォルドーフ・アストリアなど)でのポイント還元率が最高クラスです。
カード保有だけで「ゴールドステータス」が付与され、80泊相当の宿泊実績なしに上位ステータスの特典を受けられます。ヒルトン系列に毎月泊まるほどの出張族・旅行好きに特に向いています。
IHGホテルズ&リゾーツ アメックス プレミアム
IHGホテルズ(インターコンチネンタル・ANA クラウンプラザ・ホリデイ・インなど)との提携カード。年会費29,700円で、IHG系列での滞在ポイント・レートが高くなります。ANAとの提携により、ポイントをANAマイルに交換することも可能です。
国内ホテルでお得なクレジットカード
日本国内のホテルチェーンと提携・優待が充実したカードを紹介します。
楽天カード × 楽天トラベル(国内旅行に最強)
楽天トラベルで宿泊を予約し楽天カードで支払うと、楽天ポイントが高い還元率で付与されます。「5のつく日」「0のつく日」のキャンペーンでは最大+2倍のポイントが付与されるため、狙い目の日程で予約するとポイントが大量に貯まります。
楽天トラベルは国内最大規模の旅行予約サイトで、旅館・ビジネスホテル・リゾートホテルまで豊富な選択肢があります。楽天経済圏を使っている方には、国内旅行で最もお得な組み合わせのひとつです。
アメックスゴールド(国内外ホテル優待付き)
アメックスゴールドは「ザ・ホテル・コレクション」という提携ホテルプログラムに対応しており、対象ホテルで特典($100相当のホテルクレジット・部屋のアップグレードなど)が受けられます。世界各地の高級ホテルが対象で、旅行を楽しむ方には非常に価値ある特典です。
また、プライオリティ・パス付帯で空港ラウンジも利用できるため、空港からホテルまでの旅全体を快適にできます。
JCBゴールド(国内ホテル宿泊プランの優待あり)
JCBゴールドはJCB提携のホテルやリゾートで会員向け優待料金・特典が受けられることがあります。日本ブランドカードとして国内ホテルとの提携が多く、国内旅行メインの方に向いています。ゴルフ場予約・グルメ優待なども充実しています。
ホテルポイントの賢い使い方
ホテル系クレジットカードで貯まったポイントを最大限に活用する方法を解説します。
無料宿泊への交換が最高価値
ホテルポイント(マリオットボンヴォイポイント・ヒルトンオナーズポイントなど)は、無料宿泊への交換が最も高い価値を発揮します。現金で支払うと数万円する高級ホテルのスイートルームをポイントで泊まれるケースもあり、1ポイントあたりの価値が現金換算で1〜2円以上になることがあります。
特にハイシーズン(GW・お盆・年末年始)は客室料金が高いため、この時期のポイント宿泊は最も高い価値を発揮します。
航空マイルへの移行も検討する
マリオットボンヴォイポイントは、ANAマイル・JALマイル・デルタマイルなど多数の航空会社マイルへの交換に対応しています。3:1の比率(3,000ポイント→1,000マイル)で交換でき、さらに60,000ポイント移行で5,000マイルのボーナスが付与されます。旅行好きなら航空マイルとホテルポイントを組み合わせることで、旅行のほぼ全費用をポイントで賄うことも夢ではありません。
ホテル系カードの選び方チェックリスト
ホテル系クレジットカードを選ぶ際に確認すべきポイントをまとめます。
よく利用するホテルチェーンで選ぶ
ホテル系カードは特定のホテルチェーンとの相性が決定的に重要です。マリオット系をよく使うならマリオットボンヴォイ アメックス、ヒルトンをよく使うならヒルトンオナーズ アメックス、楽天トラベルで予約するなら楽天カードというように、自分の利用パターンに合ったカードを選びましょう。
たまにしかホテルを利用しない場合は、ホテル専用カードより汎用的な旅行特典付きカード(アメックスゴールド・JCBゴールドなど)の方がコスパが良い場合があります。
年会費と宿泊頻度のバランスを取る
マリオットボンヴォイ アメックス プレミアムやヒルトンオナーズ アメックス プレミアムは年会費が5〜7万円と高額です。年に数泊しかしない方には年会費が重荷になります。年に10泊以上する旅行好き・出張族でないと、年会費を回収するのは難しい場合があります。
まとめ:旅行好きにはホテル系カードで体験を格上げしよう
ホテル系クレジットカードは、旅行好きにとって宿泊体験を格段にアップグレードできる強力なツールです。部屋のアップグレード・無料宿泊・レイトチェックアウトなど、お金では買えない体験がカード1枚で手に入ります。
国際ホテルチェーンをよく使う方はマリオットボンヴォイまたはヒルトンオナーズの提携カード、国内旅行メインの方は楽天カード×楽天トラベルの組み合わせがコスパ最高です。旅のスタイルに合わせてベストカードを選び、旅行の満足度を高めましょう。