楽天プレミアムカードの基本スペック
まずは年会費・還元率などの基本情報を一覧で確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 11,000円(税込) |
| 基本還元率 | 1.0%(100円につき1ポイント) |
| 最大還元率 | 3.0%(楽天市場での特典分加算時など) |
| 国際ブランド | VISA / Mastercard / JCB |
| 利用可能枠 | 最高300万円 |
| カード発行 | 1週間〜10日程度 |
| 空港ラウンジ | 国内空港ラウンジ無料+プライオリティ・パス(海外年5回まで無料) |
| ETCカード | 1枚目無料 |
プライオリティ・パスで海外ラウンジが年5回まで無料
楽天プレミアムカードの最大の魅力は、通常であれば単体で申し込むと年会費だけで数万円かかるプライオリティ・パスが付帯している点です。世界150か国以上、1,300か所以上の空港ラウンジが利用できます。
年5回までの制限に注意
プライオリティ・パスの利用は年5回までが無料の範囲となっており、6回目以降は追加料金が発生する場合があります。年に数回程度の海外旅行であれば十分にカバーできますが、頻繁に海外へ渡航する人は利用回数を管理しておく必要があります。制度改定により条件が変更される可能性もあるため、最新情報は公式サイトで確認しましょう。
国内空港ラウンジは回数制限なく利用可能
国内主要空港のカードラウンジは、プライオリティ・パスとは別に回数制限なく無料で利用できます。出張で頻繁に飛行機を利用するビジネスパーソンにとって、国内線利用時の待ち時間を快適に過ごせる点は大きなメリットです。フライト前の限られた時間を静かな空間で過ごせる価値は、実際に使ってみると想像以上に大きいと感じる人が多いです。
利用可能枠が最高300万円に引き上げられる
楽天カードの利用可能枠が一般的に最高100万円程度であるのに対し、楽天プレミアムカードでは最高300万円まで引き上げられます。高額な買い物や法人利用に近い使い方をする人にとって、実用的なメリットになります。
大きな買い物やまとめ払いに対応しやすい
家電のまとめ買いや、フリーランス・個人事業主としての経費決済など、まとまった金額を1枚のカードで完結させたい人にとって、利用枠の広さは安心材料になります。分割して複数のカードを使い分ける手間を減らせるため、経理処理もシンプルになります。
楽天モバイルとの相性の良さ
楽天プレミアムカードには、楽天モバイルユーザー向けに毎月5GBギガ割引クーポンが進呈される特典が用意されています(条件あり)。楽天経済圏を活用しているユーザーにとって、実用的な特典のひとつです。
毎月の通信費を実質的に節約できる
楽天モバイルを契約している場合、このクーポンを活用することで毎月の通信費負担を抑えられます。年間を通して積み重なることで、年会費11,000円の一部を実質的に相殺できる計算になり、楽天経済圏を活用するほど恩恵が大きくなります。
楽天市場でのポイント倍率アップとも連動
楽天カードの特典分としてポイントが+1倍される仕組みは、楽天プレミアムカードでも継続して適用されます。楽天市場での買い物が多い人は、通常のカード利用と組み合わせて効率よくポイントを貯められます。
1年間の利用シーンで年会費11,000円の元が取れるか検証
旅行・出張が年に数回ある会社員を想定して、年会費に見合う価値を引き出せるかを具体的に検証します。
海外旅行が年2〜3回ある場合
海外旅行のたびにプライオリティ・パスで空港ラウンジを利用すれば、単体加入の場合と比較して年会費469米ドル(約7万円前後)相当の価値を実質的に享受できます。この価値だけでも年会費11,000円を大きく上回る計算になり、旅行の待ち時間そのものが快適な体験に変わります。
国内出張が多く、海外にはあまり行かない場合
海外旅行の機会が少なくても、国内空港ラウンジを回数制限なく利用できる点は、出張の多いビジネスパーソンにとって十分な価値があります。加えて楽天モバイルのギガ割引クーポンや通常のポイント還元を組み合わせれば、年会費に見合う価値を引き出しやすくなります。国内線をよく利用する人ほど、この積み重ねが実感しやすくなるでしょう。
よくある誤解と申し込み前の注意点
コスパの良さで人気のカードですが、いくつか誤解されやすいポイントがあります。
「還元率が楽天カードより高い」わけではない
基本還元率は通常の楽天カードと同水準の1.0%です。楽天プレミアムカードの価値は還元率の高さではなく、プライオリティ・パスや利用可能枠、旅行保険などの付帯特典にある点を理解しておく必要があります。
「プライオリティ・パスは無制限」ではない
年5回までという利用回数の制限があるため、無制限に使えるわけではありません。制度改定により条件が変更される可能性もあるため、頻繁に海外へ渡航する予定がある人は、申し込み前に最新の利用条件を公式サイトで確認しておくことをおすすめします。
楽天ポイントの貯め方と使い道を深掘り
楽天プレミアムカードは楽天カードと同じ楽天ポイントのプログラムを利用できるため、楽天経済圏で貯めたポイントを一元管理できる点も魅力のひとつです。
楽天市場でのポイント倍率を積み上げる
楽天市場でこのカードを使って買い物をすると、カード決済分のポイント+楽天カード特典分のポイントが加算されます。楽天銀行や楽天証券など、他の楽天経済圏サービスと組み合わせることで、さらに倍率を積み上げられる仕組みも用意されています。
貯めたポイントは楽天市場以外でも使える
楽天ポイントは楽天市場だけでなく、楽天ペイに対応した街の店舗や楽天トラベルでの予約など、幅広い場面で利用できます。旅行の際に貯めたポイントを宿泊費の一部に充当するといった使い方も可能で、旅行資金の一部として活用する人も多く見られます。
プライオリティ・パスを最大限活用するコツ
年5回という利用制限があるプライオリティ・パスだからこそ、計画的に活用することでその価値を最大化できます。
長距離フライトや乗り継ぎの多い旅程で優先的に使う
利用回数が限られているため、短時間の待ち時間よりも、長距離フライト前や乗り継ぎで待ち時間が長くなる旅程で優先的に活用すると、限られた回数からより多くの価値を引き出せます。
同伴者の扱いも確認しておく
プライオリティ・パスは同伴者の入室に条件や追加料金が発生する場合があります。家族や同僚と一緒に旅行する際は、事前に同伴者ルールを確認しておくと、現地で想定外の費用が発生するのを防げます。同伴者の人数が多い旅行では、この確認を怠らないことが重要です。
メリット・デメリットを整理
ここまでの内容を踏まえて、メリット・デメリットを整理します。
メリット
- ●年会費11,000円でプライオリティ・パスが付帯する高いコストパフォーマンス
- ●国内空港ラウンジが回数制限なく無料で利用できる
- ●利用可能枠が最高300万円と広い
- ●楽天モバイルユーザー向けギガ割引クーポンが毎月進呈される(条件あり)
- ●旅行保険・動産総合保険・カード盗難保険が付帯
デメリット
- ●年会費11,000円と、通常の楽天カード(無料)と比べると負担が生じる
- ●基本還元率は楽天カードと変わらず1.0%
- ●プライオリティ・パスの無料利用は年5回までに制限される
- ●プレミアム特典を活かせないとコストパフォーマンスが下がる
デメリットとの向き合い方
デメリットの多くは「旅行・出張の頻度」に左右されます。空港ラウンジや旅行保険をほとんど使わない場合、年会費11,000円は還元率の面だけで見ると割高に感じられるかもしれません。逆に旅行や出張の機会が多い人であれば、プライオリティ・パスの価値だけで年会費を大きく上回る恩恵を受けられます。
どんな人におすすめか・不向きか
旅行・出張の頻度によって、このカードの価値は大きく変わります。
おすすめできる人
- ●年に数回以上、海外・国内問わず飛行機に乗る人
- ●高い利用枠が必要な人
- ●楽天モバイルとセットで使いたい人
- ●楽天カードから上位カードへのステップアップを考えている人
不向きな人
- ●旅行や出張の機会がほとんどない人
- ●還元率の高さを最優先でカードを選びたい人
- ●年会費無料のカードにこだわりたい人
付帯保険の内容
旅行保険に加えて、動産総合保険やカード盗難保険も付帯しています。
| 補償 | 内容 |
|---|---|
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯(条件あり) |
| 国内旅行傷害保険 | 利用付帯(条件あり) |
| 動産総合保険 | 付帯(条件あり) |
| カード盗難保険 | 付帯 |
申し込みから発行までの流れ
オンライン申込から1週間〜10日程度でカードが発行される目安です。
申し込みの手順
- ●公式サイトから氏名・住所・勤務先などの必要事項を入力(約5〜10分)
- ●本人確認書類をオンラインで提出
- ●審査を待つ
- ●審査完了後、カードが郵送される(目安1週間〜10日程度)
既に楽天カードを持っている場合
既に通常の楽天カードを保有している場合でも、楽天プレミアムカードへの切り替え、または追加発行という形で申し込みが可能な場合があります。詳細な手続き方法は楽天カードの会員専用サイトで確認できます。
審査で意識しておきたいポイント
年会費が発生するカードのため、安定した収入や信用情報の状況が判断材料になりやすい傾向があります。他社での支払い遅延を避け、日頃から信用情報を良好に保っておくことが申し込み前の準備として有効です。
楽天ゴールドカードとの違い
楽天カードには、楽天プレミアムカードより年会費の低い楽天ゴールドカードというラインナップもあります。両者の違いを理解しておくと選びやすくなります。
| カード | 年会費 | 国内ラウンジ | プライオリティ・パス |
|---|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 無料(回数制限なし) | 付帯(年5回まで無料) |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 年2回まで無料 | 付帯なし |
海外旅行の頻度で選ぶのが基本
海外旅行や出張の機会が多く、プライオリティ・パスの価値を活かせるなら楽天プレミアムカード、国内利用が中心で年会費を抑えたいなら楽天ゴールドカードというように、自分の旅行スタイルに応じて選ぶとよいでしょう。迷った場合は、まず利用頻度の低いゴールドカードから試すという選択肢もあります。
サブカードと組み合わせて弱点を補う
基本還元率は通常の楽天カードと同水準のため、還元率だけを求めるなら他のカードとの組み合わせも検討する価値があります。
特典を使い切れているか年1回棚卸しする
プライオリティ・パスの年5回の利用枠や楽天モバイルのクーポンなど、年間の上限がある特典については、更新のタイミングで「今年はどれだけ使えたか」を振り返る習慣を持つと、年会費に見合った使い方ができているかを客観的に確認できます。
還元率を重視する支出は還元率特化型カードに任せる
特定の店舗やジャンルで著しく高い還元率を提供するカードがあれば、そちらをメインに使い、楽天プレミアムカードは旅行・出張関連の支出や楽天市場での買い物に集中させることで、それぞれの強みを活かした使い分けができます。役割を明確にしておくことで、複数枚持つことへの管理負担も軽減できます。